執筆者 admin | 9月 7, 2026 | ハラスメント, ブログ, 現場対応
一人で訪問先に向かい、誰の目もない部屋で対応する。 訪問看護・訪問介護には、この働き方そのものに、院内とは異なるリスクが伴います。 何かがあっても、その場に居合わせた同僚はいません。 「気のせいかもしれない」「大げさに言っているだけかもしれない」と、自分自身の感覚さえ疑ってしまう。 目撃者がいないからこそ、被害を打ち明けること自体に、ためらいが生まれやすくなります。 ...
執筆者 admin | 9月 4, 2026 | ハラスメント, ブログ, 現場対応
「うちに限って、そんなことは起きないだろう」とは、もはや言えない状況です。 些細な迷惑行為はどの医療機関でも起こり得るものですし、業界内での情報共有も進んでいます。 実際、院内掲示による注意喚起は、すでに多くの医療機関で行われています。 ただ、掲示をしているにもかかわらず、実際にトラブルが起きた際に「そこまでは想定していなかった」という場面に出くわすことがあります。 掲示はしていても、入院時の同意書までは整備していない。...
執筆者 admin | 9月 2, 2026 | ハラスメント, ブログ, 現場対応
「もう少し待てば、納得して帰ってくれるかもしれない」——そう考えて説明や説得を続けるうちに、対応がなかなか終わらない。 現場のスタッフから事務長など役職者へと担当が代わっても、状況が変わらないまま時間だけが過ぎていく。そんなお話を伺うことがあります。 相手は具合が悪くて来院された患者様です。警察を呼ぶという発想自体に、抵抗を感じるスタッフは少なくありません。 「まだ話せば分かってもらえるかもしれない」という誠実さが、かえって対応を長引かせ、他の患者様への対応や、スタッフ自身の疲弊につながってしまうことがあります。...
執筆者 admin | 8月 31, 2026 | ハラスメント, ブログ, 現場対応
「笑ってごまかしてしまった」——採血や検温、体位交換などで身体に触れる場面のあるスタッフから、そうした話を伺うことがあります。 相手は入院中・通院中の患者様です。 強く拒否して気まずくなるのも気が引けるし、病状のせいで一時的にそうなっているだけかもしれない、と自分に言い聞かせてしまう。その優しさや配慮が、かえって行為をエスカレートさせてしまうことがあります。 診察室や病室は、他のスタッフの目が届きにくい「密室」になりやすい場所です。とりわけ個室や訪問診療・訪問看護の場面では、その傾向が強くなります。...
執筆者 admin | 8月 29, 2026 | ハラスメント, ブログ, 法改正
診療の結果に納得がいかないと訴えられる場面ほど、現場が精神的に消耗する対応はありません。 実際にご相談を伺っていると、スタッフが本当に苦しいのは「怒鳴られること」そのものよりも、「ご家族の心配や不安は正当なものなのか、それとも行き過ぎた要求なのか、その場では判断がつかない」という状態に長時間置かれることだと感じます。 ご家族の不安に寄り添いたいという気持ちがあるからこそ、「土下座しろ」「ネットに晒すぞ」といった要求にも、つい向き合おうとしてしまう。 しかし、その誠実さが、かえって現場を追い詰めてしまうことがあります。...